意外と見落としがちな口臭の原因

口臭があるのはお口が原因であることが多いですが、実は口臭にはいろんな原因があります。例えば、食べたものや体調、精神状態によっても口臭がキツくなることがあるので、その場合は歯磨きをしてもなかなか解決しない場合もあります。

 

ではどんな原因で口臭がおこりやすいのかを見ていきましょう。

歯磨きが不十分

朝と夜だけ歯磨きしている人は多いですが、口臭が気になるなら食後の歯磨きは習慣づけたいもの。歯磨き回数が少ない場合、口臭の原因のひとつになります。
歯磨きは口臭の原因になる食べかすを洗い流し、虫歯を防ぐ(虫歯も口臭の原因になる)効果があります。

 

ただ、歯磨きのやり方次第では十分に磨ききれずに口臭の原因になったり、虫歯ができることも。歯磨き粉はミント系が多いためスッキリ感がありますよね。なんとなく磨いた気分になれますが、しっかり汚れを落とすまで磨けている人は意外と少ないのだそう。

口内環境が原因

・ニオイの強い食べ物を食べた
・虫歯や歯周病などの歯が原因
・舌苔がある
・唾液の少ない寝起き

 

口臭の原因として一番に思いつくのが、ニオイの強い食べ物です。餃子や焼き肉などニンニクやニラ、ネギなどのニオイのきつい食材は美味しいですが、ニオイが体内に入ってからもなかなか消えません。

 

また、虫歯や歯周病になってしまうと、口内で増えた細菌が悪臭を発生させるため、きちんと治療しない限り口臭の原因に。舌苔とは、舌を鏡で見ると、表面が白っぽくなっていることがあります。これが舌苔です。舌苔は食べかすや雑菌が舌にこびりついたものなので、ニオイの元になるのだとか。

 

寝起きに口臭を指摘された場合は、あまり心配がいらないかも。寝起きは誰でも多少は口臭があると言われています。寝ている間は唾液がぐっと減ってしまうので、雑菌が繁殖しやすく口臭の原因になりやすいのです。

 

この中で慢性的に口臭があるとしたら、虫歯や歯周病、舌苔が原因になりやすいです。特に歯の状態は本人が気づいていないケースもあるので、歯科での定期的な歯のメンテナンスを考えてみましょう。

ストレスが原因

強いストレスを感じると、口が渇く(唾液の分泌が減る)ことで雑菌が口内に留まり、イヤなニオイが発生しやすくなります。
口臭を気にしてますます口が臭くなってしまう悪循環になってしまうことも!

体調が原因

・胃の不調
・便秘 など

 

胃の調子が悪い時もすっぱいような異臭がします。ストレスで胃の調子が悪くなる場合も。

 

また、便秘がひどくなると、体内に溜まった毒素が気体となって肺から放出されるので、便のようなイヤなニオイが発生してしまいます。

病気が原因

・糖尿病
・がん
・肝硬変 など

 

病気が原因で口臭がする場合もあります。3つほど上げましたが、他にもお口のニオイの原因になる病気はいろいろあり、消化器系、呼吸器系、肝臓系など病気がおこる場所もさまざま。

 

口臭がある上に体調がよくない場合は病気が隠れている可能性もあります。まずは病院で治療することを優先させましょう。

原因を解決すれば口臭はなくなる!

歯磨きやマウスウォッシュは口臭予防にはなりますが、根本的な原因が解決されなければ口臭がなくなることはありません。

 

何が原因で口臭があるのかをまずは見直すことが大切です。もし体調が悪いならまずは体を治すことを優先させて口臭も撃退してしまいましょう。